自分の苦しさ

SNSで同級生の近況を、見てしまう夜

夜中、布団の中でスマホを開いてると、なぜか指が、元同級生の名前を検索してる。

Instagramで、Facebookで、Twitterで、名前を入れる。アカウントが出てくる。プロフィールを見る。投稿を遡る。

やってはいけないのに、やってしまう

見てはいけないと分かっているのに、見てしまう夜

同級生のSNSを見る時、自分は必ず消耗すると知ってた。

見た後に気分が上がったことは、一度もない。

  • 結婚式の写真
  • 昇進の報告
  • 子供の写真
  • 海外旅行の写真
  • 新居購入の報告

自分が持ってないものが、タイムラインに並んでる

見たら消耗する。分かってる。それでも、指が動く。検索して、アカウントを開く。まるで、自分を殴りに行ってるみたいな行動だった。

比較の毒性は、想像の5倍ある

比較は、毒だ。

これは、普通の人でも言われてる。

でも、引きこもりの比較は、普通の人の比較より、毒性が5倍ぐらいある

普通の人の比較:

  • 「Aくん昇進したのか。自分ももうちょっと頑張ろう」

引きこもりの比較:

  • 「Aくんは昇進した。自分は家から出られない。同じ18歳だったのに、差が開きすぎた。もう取り戻せない」

差が絶対値として大きいから、比較した瞬間の精神的ダメージが、桁違いに大きい。

しかも、この比較を夜中、布団の中でやる。翌日の気分が、確実に底になる。

SNSは、世界の縮図じゃなく、幸せの展示会

時間をかけて理解したのは、SNSに並んでる投稿は、「本人の人生の一部」じゃないということ。

  • 結婚式の写真は投稿するけど、夫婦喧嘩は投稿しない
  • 昇進は投稿するけど、パワハラは投稿しない
  • 旅行は投稿するけど、借金は投稿しない
  • 子供の笑顔は投稿するけど、育児ノイローゼは投稿しない

SNSは、世界の縮図じゃなく、幸せの展示会

展示会に、本人の日常の大半は映ってない。

この事実を知っても、夜中にSNSを開くと、展示会の幸せだけが目に入って、「自分以外、みんな幸せ」に見える。

知ってても、効かない。だから、見ないのが一番。

ミュート・ブロック・アカウント削除、全部あり

SNSを止める方法は、段階がある。

  1. ミュート: 相手に気づかれずに、自分のタイムラインから消える
  2. フォロー解除: 相手は気づく可能性あり、でも穏便
  3. ブロック: 相手は気づくかも、でも完全に見えなくなる
  4. アカウント削除: 自分が使ってるSNS自体を辞める

どのレベルでも、自分の精神衛生を優先していい

相手に悪い気もしない。フォロー解除やブロックは、向こうもたぶん気にしてない(自分のアカウントに気づいてない可能性の方が高い)。

自分は、段階を経て、最終的にInstagramとFacebookはアカウントごと消した。Twitterは残したけど、元同級生は全員ミュート。

情報の入り口を、物理的に塞ぐ。これが一番早かった。

SNSから離れて情報遅れになる害は、意外と小さい

SNSを離れると、「世間の情報から取り残される」気がする。

実際、離れてみると、取り残されても、別に困らない

  • 芸能人の不倫: 知らなくていい
  • 流行の食べ物: 気になったら普通に検索すればいい
  • 知人の結婚: 本当に関係ある人なら、別ルートで伝わる
  • ニュース: ニュースサイトを見ればいい

「SNSでしか得られない情報」は、自分の人生に、ほぼない

SNSを離れて失うのは、「みんなの幸せ投稿を見る権利」と「自分を殴り続ける機会」。

これ、両方とも、失っていい。

見ない日を1日、から始める

いきなりSNSを完全に断つのが難しければ、「今日は見ない」を1日だけ、から始める方法もある。

  • 今日はInstagramを開かない
  • 開きたくなったら、他のアプリを開く
  • 1日経ったら、「見なくても生きてた」を確認する

これを、週に1日、月に5日、と増やしていく(目標じゃなくて、気が向いたら)。

気づくと、1週間見てないことがある。2週間になる。1ヶ月になる。

「見てない状態」が普通になると、指が勝手に検索することも減る

自分の夜は、自分の夜として生きる

最後に。

夜中に布団の中でSNSを開く時間は、本来、自分の時間だった。

誰にも邪魔されない、自分だけの時間。そこに、元同級生の幸せを持ち込んで、自分を殴る。これは、自分に対する虐待に近い。

自分の夜は、自分の夜として生きる

SNSを開かない夜は、退屈かもしれない。でも、翌朝の気分が、全然違う。退屈な夜の翌朝の方が、同級生のタイムラインで消耗した夜の翌朝より、ずっと軽い。

見ない方が、楽。これが分かれば、他の理屈は要らない。

夜中、指が動きそうになったら、スマホを手の届かないところに置く。それだけで、だいぶ変わる。