初めての一万円が、楽天カードで湧いた夜
千円が作れたあと、すぐに「次」が見えるわけじゃない。
千円のままで止まっていい、と前に書いた。実際、止まれる人は止まっていい。
ただ、自分は、止まれなかった。
千円のあと、世界が少しだけ広がった
千円を自分のスマホの中に湧かせた夜から、生活の空気が変わった話は前に書いた。
千円は、便利な金額じゃない。
コンビニで弁当を買えば消える。漫画一冊で消える。「自分のお金を持ってる」感覚はある。でも、「自分のお金で生活が回る」までは、まだ遠い。
千円の次に、自分が踏んだ一段が、ポイ活サイトのクレジットカード案件だった。
クレカ案件って、引きこもりには怖いやつだった
最初に「クレジットカード作るだけで一万円」みたいな案件を見たとき、自分はちょっと身構えた。
- カードを作る = 大人の手続きっぽい
- 審査に落ちたら、引きこもりの自分にダメ押しが来る
- 親にバレたら厄介
- 信用情報に何か残るんじゃないか
- 借金なんじゃないか
引きこもってた自分にとって、「クレジットカード」はまだ、社会の側のものだった。手を出していい気がしなかった。
でも、調べてみると、ポイ活サイト経由でクレカを作る、というのは、
- ネット完結
- 誰とも喋らない
- 数日で終わる
- 借金じゃない(使わなければ請求は来ない)
という、引きこもり向きの作業だった。
楽天カードを選んだ理由
クレカ案件はいくつかある中で、自分が最初に選んだのは楽天カードだった。理由はシンプルで、
- ハピタス経由の報酬が、高い時期で7,000〜10,000円ぐらいあった
- 年会費が永年無料(持ってるだけならコストゼロ)
- 楽天市場で買い物する人なら自然に使える
- 審査が、クレカの中では緩めという評判だった
引きこもり的に一番効いたのは、年会費永年無料だった。「カードを作ったあと、放置しても金がかからない」という保険があるだけで、心の余白が違う。
「使わないなら作らない方がいい」と思いがちだけど、年会費ゼロのカードは、作っただけで一万円、放置しても損が出ない、という、引きこもり的にかなり都合のいい仕組みだった。
申し込みの流れ、誰にも会わない
ハピタス(モッピー併用でもいい)から楽天カードのリンクを踏んで、流れはこうだった。
- 楽天会員のアカウントでログイン(なければ作る)
- カード申し込みフォームに、住所・勤務先・年収を入れる
- 引き落とし口座を指定する
- 送信して完了
全部、家で、スマホとパソコンだけで終わる。電話なし、対面なし、書類のやり取りもなし。
唯一の関門が、「勤務先・年収」の欄だった。
引きこもりだった自分は、ここで一回、手が止まった。
「無職」と書いて、通るのか
結論から言うと、自分は通った。
楽天カードは、当時、主婦・学生・パート・無職でも通った人がいる、という評判があって、自分も状況に正直に書いて出して、結果的に可決された。
正確な書き方は時期によって違うので、ここで「こう書けば通る」とは書かない。盛って書くのは推奨しない。盛った情報で通っても、あとで面倒の種になる。
審査連絡はメールとSMSで来た。郵便物は自分宛で住所に届くだけなので、家族に直接渡されるルートにはならなかった(家庭環境によっては、別の受け取り方を考える必要がある)。
一万円が湧いた瞬間
カードが届いて、ポイ活サイト側で案件の「成果反映」が確定すると、ポイントが加算される。
数週間遅れて、自分のハピタスのアカウントに、8,500円ぐらいが一気に入った(報酬は時期と案件で揺れる)。
千円が湧いた夜とは、感覚がだいぶ違った。
- 千円:「自分にも金を引っ張れる回路がある」と確認した夜
- 一万円:「自分が引っ張れる金額のレンジが、一段上がった」夜
千円は、生活を変えない。一万円も、生活そのものは変えない。
ただ、一万円が一晩で湧くことを知ったのは、自分の中でかなり大きかった。コツコツやらないと貯まらないと思っていた金が、案件一発で通ると、生活の地図が書き換わる。
クレカ案件の注意点(自分が引っかかった範囲で)
良いことだけ書くと嘘っぽいので、当時引っかかった点も並べておく。
- 発行の間隔:同じ時期に何枚も申し込むと審査側に警戒される。月1〜2枚が目安
- 使わなくてもいい。ただし、一回は使うのが安全:案件によっては「3ヶ月以内に1回利用」が成果条件
- 引き落とし口座:学生時代の口座でOK。新規に作る必要はない
- 信用情報には載るが、悪い情報じゃない:正常に持ってる/解約した、という履歴
- 解約は気にしなくていい:年会費無料カードなら、放っておいて構わない
ここで一番大事なのは、借金じゃないということ。クレカを作るだけで成果。使わなければ請求は来ない。
千円→一万円の段で、何が変わったか
一万円を自分の手で取れたとき、生活で変わったのは、
- スマホの月額を、自分で払えるかも、と思える
- 服や本を、親に断らずに買える金額が増える
- 「来月困る」のラインが、ちょっと後ろに下がる
- 自分の金で動かせる範囲が、目に見えて広がる
そして、千円のときと同じで、外に出られるようにはならない。コンビニはまだ怖い。電話はまだ無理。
ただ、千円のときと同じ理屈で、「自分で金額を引き上げていける回路がある」ことが確定した、というのが大きかった。
一万円は、止まり場でいい
ここから次の段(月の安定収入、在宅で仕事を持つ)に進む人もいるし、進まない人もいる。
クレカ案件は、月1枚ずつ踏んでいくだけで、それだけで月数千〜一万円が手に入る人もいる。それで止まっていい。
千円のときと同じ。一万円のままで、何ヶ月も、何年も止まっていい。
ただ、「家から動かずに、誰にも会わずに、一万円を一晩で作れる」回路があることを、知っておくだけでも、引きこもりが抱えてる「自分には何もできない」の一点に、もう一つ穴が空く。
千円の穴の隣に、一万円の穴を空けるための、小さい記録。
一万円のあとに踏んだ三段目、家族を紹介してポイントを二重で受け取った話は、こちらに置いておく。